EFFe FRASCO パウダーウォッシュ

石鹸の洗浄力と肌荒れの関係

高級脂肪酸はアルカリ性です。製造の過程で水酸化ナトリウムを加えて(中和させて)いくと
アルカリ性⇒中性⇒酸性
とpHが徐々に変化していきます
アルカリ性から酸性へ傾くにつれ、洗浄力も徐々に弱くなってしまいます
洗浄力と肌荒れの関係を簡単に申しますと、肌荒れを起こしやすい製品は洗浄力が強く(アルカリ寄り)、肌荒れを起こし難い製品は洗浄力が弱い(酸性寄り)、つまり洗浄力と肌荒れは反比例の関係にあるということがいえます

言うまでもなく、理想的な製品を作るには肌荒れを起こさないギリギリの点で出来る限りの洗浄力を確保することが大切です
ところが・・
この理想的なポイントでピタリと中和を止めるのは、進んでいる船のエンジンを切って狙った地点に静止させるようなもので容易なことではありません
うっかりポイントを過ぎて止めてしまえば、洗浄力が弱い(使い物にならない)製品になってしまいますし、ポイントの手前で止めれば肌荒れを起こしやすい(粗悪な)製品になってしまいます
製造において高度な技術を要するというのはこのような理由があるからなのです

しかし中和に成功したり失敗したりしていては、製造のコストダウンは図れません
また高度な技術が必要な工程は大量生産に向きません
ですから通常は止む負えず理想的なポイントの少し手前で止めてしまうのが一般的です
もしポイントを過ぎてしまえば汚れが落ちない欠陥商品(製造ロス)になってしまいます
ですからリスクを回避する意味でゆとりを持って手前で止める訳です・・

・・手前で止めてしまえば当然肌荒れを起こしやすい製品になってしまいますから、次にその対策として保湿剤や抗炎症剤などを一緒に配合する必要が出てきます
大変長くなりましたが、従来の洗顔料が保湿できないと解っていながら保湿剤を配合しなければならない理由はここにあります

貴女がもし、洗い上がりがヒリヒリするので石鹸では洗顔できない!と思っていらっしゃるようでしたら、今迄使ってこられた石鹸は理想的なポイントの手前で中和を止めているだけの製品だったのかもしれません
本当に良い石鹸の実力とは、決してそんなものではないのです

次にEFFe FRASCO パウダーウォッシュの特徴についてご説明致します
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