件名 : メチルパラベンについて

ご投稿者 : とん太 様
配合されている成分のことをもっと知りたいと思い検索したところ
次のような記事をみつけました。

化粧品の防腐剤であるメチルパラベンに紫外線が当たると皮膚への毒性が増すというデータが報告された。
京都府立医科大学医学部生体安全医学講座の半田修助手らの研究。このほど開催された第5回日本抗加齢医学会総会（６月10〜11日、京都市）で発表した。
メチルパラベンは毒性が低く皮膚刺激が少ないため、安全な添加物として化粧品や食品に含まれており一般に化粧品に含有されるメチルパラベンの濃度は０．１５〜０．３％といわれる。
（中略）
この研究から、メチルパラベンを吸収した細胞に紫外線があたると、細胞に障害を与える可能性のあることがわかった。

肌がボロボロになっているので配合成分にはかなり敏感になっています。
ローションにメチルパラベンが配合されていますがなにか気をつけることはありますか?

re(1):メチルパラベンについて

引き続きご投稿ありがとうございます
(^^;
▼とん太さん
> 配合されている成分のことをもっと知りたいと思い検索したところ
> 次のような記事をみつけました。
パラベンに紫外線が当たることによる弊害記事ですね
新聞記事が発端となり、あちらこちらで論議を呼びました
ただ非常に困るのが、この発見(発表)には解決策が何も用意されていないことです
毒性が増すということだけで、「じゃあどうすれば良いか」ということには
何ら言及されていません
消費者を不安にさせるだけさせておいて、後は知らないよという発表に化粧品業界の
関係者は非常に困惑しています
今のところパラベンよりも安全な抗菌剤が無いため、安直に
「今後、当社の製品はパラベンを使用しません！」
などという訳にも参りません(そのような対応でこの場をしのぐメーカーもありますが)

気をつけていただくことは現時点で一つしかありません
とにかく紫外線に長く当たらないようにする
ということです
ご満足頂ける回答ではないと思いますが、何卒ご理解下さいませ

最後に
JCIA（日本化粧品工業連合会）から発表された意見文を引用しておきます

以下引用文〜
メチルパラベンは、化粧品をはじめ、食品・医薬品等の安全で優れた防腐剤として、
日本や欧米諸国で長い間使用されてきております。また、米国及び欧州の化粧品成分の評価機関でも
その化粧品への使用について、安全性上問題ないことが確認されております。（＊）
　今回紹介された試験結果は、化粧品の実際の使用とは異なる条件で行われたものであり、
メチルパラベンを配合した化粧品をヒトの皮膚に使用し紫外線を浴びた場合に、
皮膚の老化が起きるということに直接結びつくものとは考えておりません。
したがいまして、メチルパラベンを配合した化粧品をこれまで同様に安心して
ご使用していただけるものと考えます。
今後も、引続き化粧品の安全性確保に万全を期すために努めてまいります。

（＊）『必要に応じて技術的な説明を付加する場合の参考例』
今回行われた試験は、皮膚の一部を構成する表皮の細胞だけを用いた試験であり、
ヒトの皮膚そのものを用いたものではなく、また、紫外線照射装置を使用した試験と
考えられます。メチルパラベンは太陽光中の紫外線をほとんど吸収しないことが
知られており、米国評価機関の評価では、メチルパラベンに紫外線を照射しても、
皮膚に対する刺激に影響力を及ぼさないことも明らかにされております。