エフェフラスコ スキンケアQ&A アーカイブス 詳細

件名 : 石鹸について質問です

絞込みキーワード「%8A%A3%91%87

ご投稿者 : ゆう 様
ローション、洗顔とも愛用してます。
エフェさんに出会ってからというもの、低刺激なものをとシャンプーやボディソープを探しています。あるサイトで石鹸は実は危険で肌に負担だとか、石鹸シャンプーを使い続けると髪がバサバサになると書いてありました。最近石鹸で洗髪しているので「うっそー?!」と不安になってしまいました… アミノ酸系のものがいいとか、牛脂系のものは肌がシットリするとか自分なりに勉強したつもりだったのですがショックでした。 ちなみに石鹸はアルカリ性だから酸で中和させると言われてますが、やはりリン酢しないと髪や地肌に悪いのでしょうか?長くてスミマセン。

re(1):石鹸について質問です



いつもありがとうございます
▼ゆうさん
> あるサイトで石鹸は実は危険で肌に負担だとか
> 石鹸シャンプーを使い続けると髪がバサバサになると書いてありました。
いろいろな情報が飛び交っていますね
化粧品や医薬品の業界では、消費者に暗に不安を与えて購入動機を促す手法が昔からよく使われます
良くないといいますか、誠に悪しき文化です・・
石鹸が危険であるという表現はかなり大雑把で解釈が難しいですが、具体的に何がどんなふうに危険なのかの説明がされていれば、私共としましてもコメントしやすいのですが
具体的に何か書かれていましたでしょうか?
或いはその会社名やサイト名を教えて頂けましたらこちらでも確認してみます

それから使い続けると髪がバサバサになるという点ですが
使い続けなくても、最初のうちはバサバサになります
これは、髪の汚れや皮脂がしっかり落ちるからです
それに加えて、シャンプーで洗髪し続けると頭皮が詰まって皮脂の分泌が悪くなります
つまり素肌でいうと乾燥肌のような状態です
髪表面の油分が落ちて、尚且つ頭皮から皮脂が分泌されなければ髪はバサバサになって当然です

ただ、頭皮がきれいになって詰まりが無くなってくると、素肌と同様に皮脂が分泌されて自ら潤うようになります
これには多少時間がかかります
ですから、最初のうちは髪はバサバサになりますが、頭皮が綺麗になるにつれて髪はしっとりしてきます

と、ここまでのお話はゆうさんは既にご理解戴いていると思いますが、初めてこの記事を読まれる方もいらっしゃいますので、あえて書かせて頂きました
ただ重要なことが一点あります
石鹸で洗髪した場合のお話をしていますが、これはあくまでのその石鹸が「良い石鹸」であるというのが大前提です
当研究所のお客様には今更説明の必要もありませんが、一口に石鹸といっても良い物からそうでないものまで様々な商品が出回っています
粗悪な石鹸を使えば、髪も地肌も手も身体も傷んでしまいます
当然、洗うだけで負担がかかります
そういったことを前提とせず、石鹸を全てひとくくりにして「負担がかかる」とか「かからない」という表現をするのは、あまり感心出来ることではありません

最後に、お酢などのリンスを使って中和させた方が良いかどうかという件ですが
地肌にはその必要はありません
頭皮の詰まりがなければ、皮脂が分泌されて自然に中和してくれます
アトピー等はこの中和能力が低下する病気ですが、そうでなければご心配は要りません
ですからリンスに関しましては、髪をセットしやすいかどうかでご判断下さい
バサバサになって髪がまとまらないようでしたら、酸のリンスで中和させると落ち着きます
酸のリンスをした方が良いというのは、髪や地肌にとって良いということとは違います

どうぞご参考にして下さい

re(2):石鹸について質問です



ご親切、丁寧にアドバイス戴きありがとうございます。そのサイトですが「ヘナ遊で手作りヘアケア」というインドハーブのサイトです。良く考えてみれば何十年も石鹸生活されてる方もいらっしゃるわけですから、もし危険ならとっくに売られてませんよね(笑)あと固形石鹸のパッケージに「90日熟成」とか「5日間じっくりかけて」と製造にかかる日数が書いてあるものを見掛けますが、材料と製造日数は良い石鹸の判断基準になりますか? また動物性と植物性、アミノ酸配合などありますが、肌にはどれがどのように良いのでしょうか?

re(3):石鹸について質問です



お返事ありがとうございます
▼ゆうさん
> そのサイトですが「ヘナ遊で手作りヘアケア」というインドハーブのサイトです。
拝見しました
サイトの運営者の情報が見当たりませんでした(探し方が悪いのかもしれません)が、「ご利用に関して生じた損害に対する責任を負いません」というコメントがありますし個人の方が発信されているサイトのようですね
言論は自由なのでコメントは差し控えます(笑)

> 製造にかかる日数が書いてあるものを見掛けますが
まず、熟成というのは微生物よる化学変化を指しています
パンやチーズやお酒の製造過程でよく耳にする言葉ですね
発酵と同意語だと解釈されても間違いないと思います
石鹸の製造過程で、微生物を使った発酵をさせるというのは・・有り得ないとは言いませんが
少なくともわたくしは聞いたことがありません
本当に石鹸を発酵させているのであれば是非見てみたいものですが、おそらく熟成という聞きなれた耳障りの良い言葉を使ったイメージ戦略ではないでしょうか
ということで、製造にかかる日数が多ければ良品・高級品ということにはならないと思います

> 動物性と植物性、アミノ酸配合などありますが、肌にはどれがどのように良いのでしょうか?
世の中に氾濫する紛らわしいキャッチコピーのせいだと思いますが、石鹸の原料にまつわる誤解は多いようです
石鹸は動・植物性の油脂を原料としますが、これはあくまで原料であって配合成分ではありません

牛脂は毛穴を詰まらせるという話を聞かれたことはありませんか?
植物性は肌に優しいというコピーもよく見かけますよね?
そのように言われると、まるで石鹸の中に牛脂や植物性油脂が含まれているように思えませんか?

油脂は原料として使用されますが、出来上がった石鹸は油脂とはまったく違う物質になっています
ですから、動物性油脂を原料とした石鹸の中に動物性の油脂は含まれていません
ややこしいですが、これが原料と配合成分の違いです

ですから、どの油脂が肌に優しいとか良い悪いということはありません
油脂が直接肌に影響する訳ではないのです

では、どれも同じかといいますとそうではありません
原料が違うと石鹸の「性格」が違ってきます
石鹸の性格とは
・洗浄力
・泡立ち
の二つです
具体的には、牛脂などの動物性油脂を使うと汚れを良く落とす石鹸になります
パーム油など植物性油脂を使うと、泡立ちの良い石鹸になります

どちらが良いのかということではなく、大切なのは両者をブレンドする比率です
パウダーウォッシュは、動・植物油脂の両方を、洗顔に最も適した比率でブレンドしたものを使用しています

> アミノ酸配合
についてですが、アミノ酸とはタンパク質のことで汚れを落とす洗顔には直接関係ありません
つまり良くも悪くもありません
ただ気をつけて戴きたいのは、「アミノ酸系」と表記されたものは合成界面活性剤のことです
素肌に悪いものを、あたかも身体に良いタンパク質のように思わせる、タチの悪い表記です

長くなって申し訳ありません
携帯だと読みづらかったでしょうか?

re(4):石鹸について質問です



モヤモヤしていたものが、全て吹っ飛びました\^o^/
疑問に思うことや、トコトン知り尽くしたい時に、ついしつこくなってしまう癖があり申し訳ありませんでしたf^_^;
大変詳しく教えて戴き本当にありがとうございます!
また疑問を抱いてしまったら懲りずに相談にのって下さいね(^_-)-☆

絞込みキーワード「%8A%A3%91%87

キーワードによる絞り込み